らほつのなかみ

暇を持て余したおじさんのたわごと。

Queenの映画『ボヘミアンラプソディ』を観て号泣したおじさんの話

 ずっと見たかったんですよ、この映画。出来れば公開初日に行きたかったんですが、上映予定見たらですね、自分がタイミングよく見れる時間が応援上映しかないんですね。

 

 いやこれハードルが高いぞ、と。他の映画観るときもなるべく他人と近づきたくないからわざわざ見えにくくても人のいない席を取る私には無理だぞと。

 というわけで歯噛みしながら行けるタイミングを待ってたんですが今日やっと行けましてね。

 

 

 結果から言いますと、号泣しましてね

 

 

 

 

(ここからちょっとネタバレになるかも)

 

 

 

 

 

 まず映画館で聴くQueenめちゃくちゃ良いなと。ドルビーアトモスとかいう音響のね、なんか、うん、ええやつです。後ろの方からも音が聞こえる!というやつです。

 

 

 ストーリーとしてはフレディのセクシャリティと孤独、家族としてのQueenの絆に焦点があてられてラストのライブエイドに繋がるという流れですね。その中で「ボヘミアンラプソディ」や「Another One Bites the Dust」といった名曲が生まれた経緯が描かれております。

 あと随所に猫が出てきます。もれなくかわいい。ゴロゴロ音まで聞けちゃう!

 

 とにかくラストのライブエイドが素晴らしい。観客もCG使ってるんですけど、そもそも本物がCGみたいな客の詰まり方(今やったら多分なんかしらの法律に引っかかるレベル)してるので違和感は無いですね。

 

 

 もうね、「ボヘミアンラプソディ」のイントロのピアノが聞こえた時点で気付いたら泣いてたんですよ。

 「Radio Ga Ga」とか「Hammer To Fall」とかね、もう相当な完成度で再現してくれてるんですよね。ああ、たしかにホットパンツ着たスタッフがボヘミアン・ラプソディ終わりにマイク渡してたな~とか、そういう細かいとこもちゃんとやってくれてます。

 そしてラストの「We Are the Champions」で締め。そら感動するわ! 

 

 

 ほんと素晴らしいんですけど、個人的に一つ不満なのがライブエイドの「We Will Rock You」をカットしてるという点でして。それまでにこの曲が完成した経緯は描かれているので、まあ二回もやらんでええかってなったんかもしれませんが、やっぱり「We Will Rock You」と「We Are the Champions」はセットじゃない!?っていうのがありますね。

 まあそれでも目真っ赤になるくらい感動してるんですけどもね。

  

 

 Queenファンはもちろんですが普通に映画としても面白いと思います。音楽興味ない方でもおそらく聞いたことはある曲ばかりですし。

 

 

 

 終わったあと恥ずかしいからしばらく立つのためらうくらい泣いてしまって、腫れた目を隠しながらうつむき加減でいそいそと梅田の街を歩いていたおじさんが私です。

 


Queen - Bohemian Rhapsody (Live At Wembley Stadium, Saturday 12 July 1986)

社労士試験にようやく受かった

 11月9日に社労士試験の合格発表があり、無事(ギリギリ)受かってました。

 

 この社労士試験、やらしい試験でしてね。

 どれだけ合計点が良かろうが、択一式7科目選択式8科目がすべて合格基準点を満たしてないと不合格となってしまうんですよね。なので「この科目苦手だから捨てるわ〜」とかが出来ないのでなかなか厄介なんです。

 

 で、私この試験に過去2回落ちてまして、7月に店が潰れて失業するのが確定してたのでかなり精神的に追い詰められての試験だったんですが、平均点が低かったので合格基準点が引き下げられてなんとかギリギリ受かりました。

 助かった…ほんと助かった…。もう二度とあのクソ暑い中にややこしい試験を受けなくていいんだ!夏を満喫出来るんだ!Fooo!という開放感に満たされております。

 

 まあ、受かりはしたものの実務経験は無いので何もできないんですがね…。

 ただ就職活動という点において多少は有利になるかなと思いますんで、とりあえずはちょっと高めのビールを買って祝杯という今日この頃です。

 

ギリギリの成績はこちら。(負傷した親指失礼します)


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『夫のちんぽが入らない』『ここは、おしまいの地』を読んで

 最初はTwitterで回ってきた(もしくは広告で表示された)『夫のちんぽが入らない』の序文を見たのがきっかけだった。同人誌に掲載されているバージョンだったのでたしか見開きのものだったと思うのだが、それを読んですぐ「これは買いだ」と即決した。

 

 実を言うと私も入らない側の人間である。入れれない側というべきか。

 

 こだまさんのように全然入らないというほどではなく、苦痛を伴ってなんとかという程度ではあるが、当時はそのことに相当悩んでいて、そんなときに序文を読んで少なからず救われた。そんな読者の一人である。

 

 

 ただ、この本を買おうと決意したのはテーマに同調したというのもあるが、それよりもこだまさんの低いテンションなのにあれだけの面白い文章が書ける才能に惹かれたというのが一番の理由だ。

 

 こだまさんの文体は基本的に暗い。そしてずっと(世間一般的には)不幸な話のオンパレードである。

 そもそもこの『夫のちんぽが入らない』も鬱々とした閉鎖的な田舎で思春期を過ごし、教師になってからは学級崩壊にあい精神的に病んでしまったり、夫がパニック症候群になったり、とにかく不幸なエピソードが続く。

 それでもこだまさんが書くと面白いのだ。どこか客観的に見ているというか、他人事でこの不幸を面白おかしく見ているというか。

 それでいて他の人を攻撃するわけでもない。淡々と、不幸を面白おかしく見ている。

 

 そして、キャッチーなタイトルもあって『夫のちんぽが入らない』のほうが注目されるが、こだまさんの文章の妙を味わえるのは『ここは、おしまいの地』のほうだと断言する。

 こちらはエッセイ集で、これもまた、ずっと不幸だ。

 

 個人的に好きなのは「私の守り神」という話。

 まず冒頭、医者に「今のあなたは転んだだけで死にます」と告げられるところから始まる。出落ちだ。

 そこから入院先での生活や出会った人々についての話につながっていき、「おすそ」を洗われる。詳しくは読んでみてほしい。ここぞというときの緩急のつけかたが素晴らしい。

 

 映像化や漫画化もされて話題になっている本でもあるので、話のネタついでに『夫のちんぽが入らない』から入ってみて、気に入ったら『ここは、おしまいの地』を読んでみたら良いのではないかなと。

 いや、ぜひ両方読んでほしい。

 

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

 

 

 

ここは、おしまいの地

ここは、おしまいの地

 

 

漫画版もあります。 

夫のちんぽが入らない(1) (ヤンマガKCスペシャル)

夫のちんぽが入らない(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

人生最高の曲ベスト20を決める作業開始

7月に失業して以降暇を持て余して仕方がないので、自分の人生最高の曲ベスト20を決めようという全く社会的生産性のない作業をしている。

 

いざituneひらいたりYou Tubeのブックマークやらを見ながらリストアップしてみるけどもなかなかにしんどい。

 

なにがしんどいかというと、自分の中の「ええなぁ」という曲は殆どその当時の思い出と紐付いているので、それらのフラッシュバックを一つ一つ処理していくのが楽しくもあり辛くもありというか。

 

自分の思い出の棚卸しをしているような気分になってきて、独りDJ状態で曲をかけながら書き出していたら4時間経っていた。

なにをやっているんだこのおじさんは。

 

 

 


Anatakikou - リリ